理事長あいさつ

現代、日本は世界一の高齢社会にあります。65歳以上の高齢者人口が7%を超えたのが1970年(昭和45年)で高齢化社会となりました。
そして、1995年(平成7年)には14%を超え、ほんとうに高齢社会となりました。一方、2005年(平成17年)からは、わが国の総人口そのものが減少傾向になっています。現在では高齢者人口は1950年(昭和25年)400万人余りであったのが、今日では3,500万人超となっており、なかでも80歳以上の超高齢者だけとってみても、すでに1,000万人を超えています。

このように総人口減少傾向の中で、3,500万人超の高齢化社会にあって、老人医療の占める意義が最前線の問題となっています。このような環境の中で、私どもの医療法人社団大徳会 大阿蘇病院及び関連施設は、全床を療養型老人医療のベッドにして全力を盡しています。
こころと身体の医療が人生の最終章において、如何に重要かは論を待ちません。心身機能改善運動療法等、新たな視点からの治療法等もとり入れ、阿蘇という大自然の中で、美しい阿蘇の五岳を朝に夕に眺めて、心を癒やし、清浄な空気の中で、職員一丸となって病める高齢者の心身の医療に全力を盡しています。

これからも尚一層、高齢社会の老人医療に心暖まる医療を目ざして邁進致します所存でございます。
理念「一隅を照らす」みなさまのおいでを心からお待ち致しております。

医療法人社団 大徳会
理事長 内田 徳郎